2007年07月14日

セカンドライフで人脈を考える

●今日のポイント

今日から、第2の人生における人脈について考えて見ます。


◆◆本題(続き)

今起こりつつある社会の本質を、堺屋太一氏は「好縁社会」という言葉を作って語り
ました。この言葉に対するのが、「職縁社会」です。

職縁社会は読んで字の如くです。会社とか役所などです。職業を縁にして集まった人
間集団です。終身雇用と年功序列といった制度的枠組みの中で、人々が寄り添って生
きる仕組みが、職縁社会です。

その職縁社会が、バブル崩壊と約15年という長い不況の波に飲み込まれて見事に消
滅しました。完全になくなったわけではありませんが、その歴史的使命は終えたとい
ってよいと思います。それに替わる社会として「地域社会」などが言われますが、も
うひとつ時代を担う概念としては魅力が乏しい。

その近辺にボランティアなどというのもありますが、これもやはりインパクトがあり
ません。境屋太一氏はさすがに時代感覚が鋭く、いち早く「好縁社会」という造語を
作った。抜群な発想力です。

好縁社会は個人が主役です。組織ではありません。個人は単なる個人ではなく、夫々
が趣味や自分のやりたいことを持っています。個人は一見ばらばらになってしまうか
に見えて、同好の仲間として結束する。決して利害関係が主体で結びつくのではなく
て、趣味や好みで結びついているのです。

さて人脈ですが、職縁社会での人脈は利害関係が柱です。会社の人脈の最も顕著な形
態は派閥です。主力派閥に属するかどうかは、将来の地位や稼ぐお金に端的に効いて
きますから、どの派閥人脈に関わるかは死活問題です。

また定年後の就職では、それまで所属した会社や役所の人脈に乗って探すのは常套手
段です。私の経験からいっても、定年後にお金を稼ぐなら、古巣の人脈やつてを使う
のが一番です。

ハローワークなどに行っても、なかなか適職は見つかりません。基本的に60歳以上
の人のために開かれた労働市場が無いのです。今後は改善していくのでしょうが、今
は残念ながらマーケットがない。あっても小さなマーケットでしかありません。

そこに働くのは余り物に値なしの原理です。

さて、今勃興しつつある好縁社会においては、人脈はどう働くのでしょうか?

そこでは利害で集うのではなく、同じ趣味、好きで集う。趣味や好きは個人が勝手に
やれば済むことで、そこにわざわざややこしい人間関係を持ち込む必要がないと思う
かもしれません。

しかし、趣味や好きが全く主観的な満足だけにとどまったら、すぐ飽きてしまうでし
ょう。
他人から評価されたり、期待されたりしてはじめて進歩し、発展する。

半プロから本格的プロになって、商売にするとか、ライフワークとして自他共に認め
られるようになるためには、その筋の人脈や団体がとても大切になります。

このような人脈のも利害関係はありますが、お互いの本質的な共感や啓発関係がまず
在りきなのです。人脈なしには自分の趣味や好きも、進歩発展の契機がないのです。

ここで求められているのが、真のコラボレーションです。


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liveyaguchi at 11:46 │Comments(0)TrackBack(0)clip!ライフデザイン 

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